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平成23年度・茨城県(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

平成23年度・茨城県(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html

■■まとめ■■
基本的な問題が並んでいます。今までの学習成果がきちんと試される問題です。
[3]イオン化傾向というテーマです。勉強したことのない生徒にとってはつらかったかもしれ
ません。(1)が答えられなくても(2)以降は基本問題ですから,飛ばす勇気を持ってほしいとこ
ろでした。

■■ポイント■■
[1]小問集合
(1)単細胞生物を選ぶ。答えはミカヅキモ。
(2)500mA端子につないでもめもりが読み取りにくかったので,50mA端子に変える。
(3)アは酸素,イは気体は発生しない。ウは水素,エは二酸化炭素が発生する。
(4)粘り気が弱いと山が高くならず,すそ野が広くなり,穏やかな噴火になる。

[2]小問集合。
(1)1次関数的に水温が増えていることに気づけば問題ない。最初だけ12℃増えているが,
 これは実験誤差である。
(2)空気中の水蒸気が水滴になると,雲ができる。地表が強く熱せられて上昇気流が起こる
 ので,これは太陽のエネルギーが上昇気流を起こしているのである。
(3)仕事の原理について。道具を使った場合でも,直接した仕事と変わらない。仕事=力の大
 きさ×距離 でその積は変わらない。てこの長さが3mになったので,押す力は1/3の20kg分。
 よって200N。ただし,押す長さは長くなり3倍の90cm。
(4)①鉄と硫黄の化学反応式:Fe+S→FeS
 ②試験管Bは硫化鉄になったので,鉄や硫黄の性質は失われている。よって磁石に引き寄せ
  られない。また,硫化鉄に塩酸を入れると,硫化水素が発生する。
 FeS+2HCl→H2S+FeCl2
(5)音は,鼓膜でとらえ,あ:耳小骨で信号を増幅し,い:うずまき管を通って,聴神経をと
 おり,脳へ伝える。
(6)二酸化炭素は有機物を燃やしたときに発生する。ここでは,石油などの化石燃料を燃やし
 たときに発生する。また,再生可能なエネルギーをバイオマスエネルギーという。知識と
 して覚えておくこと。

[3]イオンに関する問題
まず,「イオン化傾向」について。この実験の場合,亜鉛板と銅板のうち,亜鉛板が溶ける。
電解質の溶液中でのイオンになりやすさを「イオン化傾向」といい,Mg>Al>Zn>Fe>Cu
 (曲る亜鉛鉄道) と語呂合わせで覚えておくとよい。
(1)ZnがZn2+のイオンになる。
 →電子がイの方向に流れる。(電流の向きはうア)
 →電子が銅板に達する。水溶液中のH+が寄ってくる。
 →水溶液中のCl-が亜鉛板に寄ってくる。 という変化。
 つまり銅板から導線を伝って電流が流れ,亜鉛板に入るので,銅板が+極,亜鉛板が-極に
 なる。
(2)化学電池という名前は問題ないだろう。
(3)亜鉛板が亜鉛イオンになる
(4)塩酸の電離式:HCl→H+ + Cl-
(5)電解質の水溶液を選べばよい

[4]圧力に関する問題
(1)どの面を下にしても,質量は2.4kgだから,2.4kg→24N
(2)B面が一番へこむ。これは,面積が小さい分,圧力が大きくなるからである。
(3)Aと同じ→レンガ2,レンガ3は質量が半分なので,面積も半分になれば,圧力が同じに
 なる。つまりG面がA面の面積の半分である。
 B面と同じ→B面の面積は60cm2であるから,30cm2であるものを選べばよく,E面とH面。
(4)レンガ1とレンガ3を重ねたときにはたらく力の大きさは合計36Nであるから,力の大きさを
 面積で割って,36N÷(0.2m×0.1m)=1800(N/m2)である。
 ちなみに,N/m2はPa(パスカル)という単位でもある。

[5]ヒトの血液について
(1)動脈血:酸素が多い血液,大動脈や肺静脈を流れる。
 ちなみに,静脈血は二酸化炭素が多い血液で大静脈や肺動脈を流れる。
(2)赤血球中の赤い色素はヘモグロビンと言って,酸素とくっつき,酸素を全身に運ぶ。
(3)体内で発生したアンモニアは肝臓で尿素に変えられ,腎臓でこしとられ尿として体外に出す。(4)毛細血管と各細胞の間を埋め尽くす液を組織液といい,養分や不要物などの受け渡しを
 している。

[6]天体の年周運動・日周運動
(1)この絵を見て,A冬至,B春分秋分,Cイ夏至であることをまずはとらえる。
(2)南中高度は,公転面に対して地軸が傾いているからであり,季節によって太陽光線のあたる
 角度が異なるからである。
11ibaraki_rika01.JPG
(3)①太陽の見かけの通り道を黄道という。
 ②地球がAの位置にあるとき,
  a)真夜中なので図の位置にいる。
  b)頭の上が南,と方角を決める。
   すると,ちょうどしし座が見える。
   南の方角にしし座が見える。


11ibaraki_rika02.JPG
 ③地球がBの位置にあるとき,
  a)日没なので図の位置にいる。
  b)頭の上が南,と方角を決める。
   すると9時の方角にある星座
   を選べばよいので,さそり座
   になる。
 (3)たとえば(2)のAの状態を考える。いま,南の空に見える星座はしし座であるが,同じ場所
  で同じ時刻で1か月後,地球は自転しているのでおとめ座になる。
  ある日の午後8時に真南にいて座が見えていたとき,1か月後午後8時には真南にやぎ座が見
  える。こう考えていくと4か月後に見えるのはおひつじ座である。
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平成23年度・北海道(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

平成23年度・北海道(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://www.koukou.hokkaido-c.ed.jp/gakuryokukensa/gakuryoku.html

■■まとめ■■
全体的に難しい問題はありませんが,所々考えにくい問題が入っています。
[4]問3で表の意味を正確に読み取るのは難しいでしょう。
[5]問2は計算がやや煩雑です。方程式を立てて考えられるか。
[6]問2は落ち着いて考えれば難しくないが,ややこしいので間違えてしまいそうです。

■■ポイント■■
[1]地層に関する問題
問1 火山灰が押し固められてできたのは凝灰岩また生物の死がいが押し固められてできた
 のは,チャートや石灰岩などがある。
問2 ブナの葉について聞かれるのは珍しい。これはやや寒冷な地域に生息する。環境を知
 る手掛かりを,示相化石という。
問3 まずF層はアンモナイトがあったので,これは中生代で決まる。D層はC層からフズリ
 ナが出たので,それよりも古いことがわかるが,新生代か中生代かまでは決められない。

[2]運動に関する問題
問1 表をみると,3コマで16.8cmずつ増えていることがわかる。最初は等速直線運動をして
 いることがわかる。1コマは1/10秒であるから,速さは168cm/秒
 鉄球には水平方向には力が働かず,鉛直方向には力がつりあっている。
問2 表をよく見ると15コマめまでは16.8cmずつ増えているが,15コマ~18コマになるとき
 に16.4cmしか増えなくなった。ここでは斜面をあがって行ったと考えればよい。
問3 速さがだんだん遅くなる → 力が運動方向と逆向きにはたらいている。
 今回,斜面がまっすぐの直線なので,斜面に平行な向きの力の大きさは一定である。

[3]酸とアルカリに関する問題
問1 実験をするときは,電極をきれいにしなければならない。よって,蒸留水を用いて
 よく洗った後に実験をおこなう。
問2(1)(a)イオンに分かれることを電離という。
  (b)(c)電流を流さない物質は非電解質といい,ここではエタノールを選ぶ。
 (2)Ba2+は2個の電子を失い,+の電気を帯びている。
問3(1)中和は水が1分子でもできれば中和という。中性になった時ではないので注意。
 (2)(3)ここでは水に溶けにくい硫酸バリウムができたので白色沈殿が起こった。

[4]呼吸のしくみ
問1(1)(2)肺胞は表面積を広げることで効率よく酸素と二酸化炭素の交換を行っている。
 小腸の柔毛も同じ理由によるものである。
問2(1)(2)酸素が多い血液を動脈血,二酸化炭素が多い血液を静脈血という。
 体全身から戻ってきた血液は肺で,静脈血から動脈血に変えられ,肺静脈を通って心臓
 に戻り,体全身に送られる。
問3(1)実験の文章を読むと,もともと21%の酸素を含んでいたが,呼気に含まれる酸素は
 18%。だから7分の1だけ使われたことがわかる。
 (2)ちょっと難しいか。運動時は①呼吸回数2倍,②呼気の体積2倍,③さらに使われた
  酸素量も21%→15%で空気の6%分使ったということで(1)の2倍使われたので,2×2×2=8倍
  使われたことがわかる。

[5]化学変化と量的な関係
問1 塩酸に石灰石を入れると二酸化炭素が発生する。よってI群はウ。II群はカ
 II群,キは水素,クはアンモニアなど,ケは酸素の説明である。
問2 ちょっと難しい。表を見ると10.0gと15.0gの間で反応が終了したことがわかる。
 また表を見ると5gの石灰石が全部反応した時は,2.8gだけ質量が増えて,2.2gは気体となる
 ことがわかる。
 10.0g→15.0gのときに,3.9g増えたことより,反応に使われた石灰石の質量をxとすると,
 (2.8/5)×x + (5-x) = 3.9
 これを解くと,x=2.5。よって,12.5gまで反応することがわかる。

[6]静電気に関する問題。問2がわかりにくい……。
問1 この時発生する電気は静電気という。同じ材質のものに発生する電気の種類は同じ。
問2 仮に,ストローに-が帯電したとする。
 図2より,
  ポリ塩化ビニル棒:-が帯電
  ポリ塩化ビニル棒をこすった毛皮:+が帯電
 図3より
  ガラス棒:+が帯電
  ガラス棒をこすった綿の布:-が帯電 となる。
 よって,ストローをこすった紙(+が帯電)と同じ種類の電気が帯電しているのは,毛皮と
 ガラス棒である。
問3 ガラス棒は+の電気を帯びている,と書いてある。
 つまりガラス棒は電子がイ足している状態であり,蛍光灯から-の電気を持つ電子が
 移ってきたのである。

[7]太陽黒点の観察に関する問題
問1 太陽の観察をしているときに太陽が外れてしまうのは地球が自転しているからである。
 また,太陽は東から西に動いているように見える。
問2 黒点は太陽の直径の1/20であるから,140÷20=7万kmとわかる。黒点は周りよりも温度
 が低いので黒く見える。
問3 黒点の観察でわかることは,
 ①黒点が動く→太陽が自転している。
 ②黒点が端でつぶれる→太陽が球形である,
 ということである。

[8]遺伝に関する問題
問1 卵から細胞分裂を繰り返し,誕生するまでを,発生という。また自分でえさをとれる
 ようになるまでを胚という。植物の胚は根や眼のもととなる部分のことであることも合
 わせて覚えておく。
問2 図を見ると,灰色の親はAA,白色の親はaaという遺伝子型を持っていることがわかる。
 つまり灰色の生殖細胞はA,白色の生殖細胞はaという遺伝子を持つ。
問3 子はすべてAaという遺伝子型をもつので,Aaどうしをかけあわせると,
 AA:Aa:aa=1:2:1となる。AAとAaは灰色になるので,灰色:白色=3:1で発生する。
 よって約1200匹のカエルからは灰色が900匹できるので,答えはエが最も適当である。

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平成23年度・千葉県後期(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

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■■まとめ■■
前期よりも簡単な問題になりました。基礎的な知識を問う問題が大変多いので,ちょっと拍子
抜けしてしまった感があります。圧力の問題と,塩酸に石灰石を入れる問題だけが詰まりそう
ですが,あとは問題ないでしょう。

■■ポイント■■
[1]植物について。知識のみを問う。
(1)細胞分裂が盛んに行われるのは成長点と呼ばれるC。Dは成長点を保護する根冠と言われる
 部分である。
(2)細胞の絵を見て答える。
 aは両極に引き寄せられている。
 bは真ん中に集まっている。
(3)遺伝子の本体はDNAという物質でできている。

[2]圧力について。(3)の計算ができるか。
(1)圧力は「単位面積あたりの力の大きさ」である。同じ力の大きさのとき,面積が小さけれ
 ば圧力は大きくなるので,反比例する。また,面積が一番小さいBのときが,圧力は最も高
 くなる。
(2)圧力の単位に気を付ける。(N/cm2)
 2.1kg=21Nであるから,2.1N÷(10cm×21cm)=0.1N/cm2
※Paで答えるならばPa=N/m2だから,1000Paになる。
(3)C面はA面の面積の3/5であるから,スポンジを同じだけへこませるには,直方体とおもり
 合わせておもりが5/3倍になればよい。つまり,おもりの重さは直方体の2/3となるので,
 2.1×2/3=1.4kg

[3]天体の年周運動について
(1)自ら光り輝く天体を恒星という。
(2)(3)両方とも日周運動・年周運動に関する問題。地球が1年で1回転太陽の周りを公転する
 ことから,星座が1か月で30°分だけ動いているように見える。
(2)1か月で30°,1時間で15°だから,1か月後の同じ時間には,30°進んで見える。よって
 30°分戻すには2時間前であればよい。
(3)真夜中に南中するので,太陽-地球-おうし座とちょうど一直線に並ぶようになればよい。
 すると,9月23日は大体2か月ほど前なので,60°分程度戻った絵を考える。

[4]石灰石と塩酸の反応。
表を見ると,塩酸20cm3に石灰石が過不足なく2.00gだけ反応した時,気体が0.8gできる,ということがわかる。
(1)濃度が半分になったが,実験1と同じ20cm3だけ入れる,ということは,結局実験1
 の半分だけ塩酸がある,つまり,10cm3だけ塩酸がある,ということなので,塩酸
 10cm3には石灰石が1.00gまで反応する。
(2)質量保存の法則の説明
 原子の結びつき(ウ:組み合わせ)は変わるが,種類や数(エ)は変化しないので,
 質量保存の法則が成り立つ。
(3)物質内に含まれている化学エネルギーが,熱エネルギーに変わったので,熱が発生した。

[5]地震についての知識
(1)最初の小さな揺れを初期微動,次の大きな揺れを主要動という。
(2)①図1を見ると初期微動継続時間は13秒である。
 ア:30kmのグラフを見ると,初期微動継続時間は4秒。そして,初期微動継続時間は
  震源からの距離に比例するから,ウの80kmでも30kmの3倍に満たないので,12秒以
  下であるかな…と思ってほしい。
  こうしてエの105kmのところを見ると,ちょうど初期微動継続時間が13秒なので,
  これが答えである。
 イ:P波が届いた時刻は13時58分7秒で,105kmの地点を見ると,地震発生から17秒後
  の話なので,地震発生時刻は13時57分57秒
(3)アが正解。距離が同じでも地盤の違いなどによって震度が異なることもある。
 イ:マグニチュードは1つの地震に1つの固有の値。
 ウ:P波は常にS波より速い。
 エ:地震波のP波・S波は同時に発生する。

[6]運動の様子の問題。実験2が難しそうなことが書いてあるのだが,実は「つりあい」について聞いているだけなのである。
(1)図2を見ると記録テープが等間隔で,等速直線運動を行っていることがわかる。
(2)QR間は8.2cm。打点間隔は5個分あるので,0.1秒だから,82cm/秒
(3)実はつり合いの“定義”を答えるだけの問題。
 大きさ同じ,一直線上,向き反対のとき,力がつり合っているのである。

[7]気体の性質に関する問題。基本問題。
(1)a~dの実験でそれぞれ発生するのは,
 a二酸化炭素 bアンモニア c酸素 d水素 である。
 アは水素の説明,ウは二酸化炭素の説明で,エ:水素は密度が一番小さい気体。
(2)どの置換法を用いて集めるかは水に溶けやすいか,空気よりも重いか軽いかに
 よって決める。
(3)アンモニアの噴水実験は,アンモニアが水に非常に溶けやすい気体である,という
 性質を利用している。

[8]消化酵素のはたらききについて
(1)食物中の炭水化物などを,有機物といい,デンプンは有機物の中の炭水化物にあたる。
(2)だ液があるからデンプンがなくなったことを比べるので,AとCを用いる。またベネ
 ジクト液は糖の検出に用いる試薬で,BとDを比べると,それがわかる。
(3)柔毛は小腸にある。
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平成23年度・東京都(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

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■■まとめ■■
例年通りの問題です。形式や配点などもほぼ同じです。過去問の研究が重要です。
★★つきはありません。万遍なく復習をしておきましょう。

■■ポイント■■
[1]小問集合。
(1)葉では葉脈の上側の部分が,水のとおり道である道管である。
(2)水の電気分解では陽極から酸素,陰極から水素が発生する。アは酸素が発生。イは二酸化
 炭素,ウは水素,エは塩素が発生する。
(3)物体が糸を引く力はイ。アは地球が物体を引く力である重力。
(4)ミョウバンは温度が高くなればなるほど,よく溶けるようになる。よって溶ける量はC,B,
 Aの順でエである。
(5)金星が夕方に見えたので,よいの明星であるので,アやイの方角に見える。また,金星が
 半分光って見える状態なので,地球-金星-太陽の角度が90度になるところなので,イであ
 る。
(6)変温動物で肺呼吸を行うのは虫類。卵には殻がある。

[2]小問集合。
(1)温室効果の説明。温室効果は宇宙空間に熱が逃げずに地球内に戻る現象のことである。
(2)二酸化炭素濃度は年々上がっている。夏は植物が育つので,光合成量が多くなるから,
 濃度が低くなる。よって,平均濃度が最も高いのは選択肢から4月である。
(3)植物が有機物を合成する働きは光合成。物質は循環している。
(4)ウの選択肢:燃料電池は水素と酸素を化学変化させるが,その時水が発生する。コージェネ
 レーションシステムの文章を覚えておくこと。

[3]地震について問題
(1)初期微動継続時間は震源からの距離に比例する。振幅は地点によって異なる。
 震源はその地点のゆれの大きさをあらわし,マグニチュードは地震の規模を表す。
(2)aの波がP波であり,bの波がS波である。
 P波:55km地点で9秒 ⇒6km/秒
 S波:55km地点で18秒⇒3km/秒となる。よってウ。
 なお,P波は6~8km/秒,S波は3~4km/秒の間で収まる。
(3)①震源に2番目に近い地点は12km→6km/秒の速さで伝わるので,地震発生から2秒で到達
 する。
 ②すると,気象庁が緊急地震速報を発表するのは地震発生から7秒後。
 ③90km離れた地点では,S波が到達するのは3km/秒だから,地震発生から30秒後なので,
  残り23秒ある。

[4]タマネギの根の観察
(1)うすい塩酸に入れるのは細胞1つ1つをバラバラにして観察しやすくする。顕微鏡は最初は
 低倍率から観察して,のちに高倍率にする。
(2)細胞分裂の順番はA→E→B→D→Cだから,3番目はB。新しい細胞ができるときはウの文章の
 とおり。
(3)根は,先端部分の成長点が細胞分裂を繰り返すことでできる。タマネギは図を見るとひげ根
 なので,これは単子葉類である。

[5]気体の性質について
塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを混ぜて加熱した時にできる物質はアンモニア。アンモニアは空気より軽い気体である。
(1)上方置換法の絵をかけばよい。(絵は省略)
 噴水が起こる原因はアンモニアが水に溶けやすい性質によるものである。
(2)実験1でできたものはアンモニア水である。塩酸にアルカリを少しずつ加えていくので,
 BTB液は黄色→青色に変化する。中和反応が進み酸がなくなると,亜鉛と酸が反応しなくな
 り,気体が発生しない。
(3)化学反応式は,HCl+NH4OH→NH4Cl+H2O
 塩に含まれる原子は,N,H,Cl

[6]電流の実験について
(1)電熱線Yのグラフを見ると,5Vのとき,0.4Aを指している。よって,図3は400mAと読めるの
 で,500mA端子につないでいる。また,電流計は直列に,電圧計は並列につなぐ。
(2)図1を見ると,同じ5Vのときに,電熱線Xは0.5A,電熱線Yは0.4Aの電流が流れるので,抵抗
 はXのほうが小さい。よって,抵抗X:抵抗Y=4:5。電流はXの方が多く流れるので発熱量はX
 の方が大きい。
(3)今回電熱線XとYは直列につないだ。
 XとYの電気抵抗はYの方が大きいので,かかる電圧はYの方が大きくなる。XとYに流れる電流
 は同じで,かかる電圧はYの方が大きいので電力はYの方が大きい。よって,Yの方が水温が高
 くなる。
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平成23年度・神奈川県(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

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■■まとめ■■
基本的な問題です。新指導要領の範囲の問題がかなり多く出題されています。難しくはないですが,神奈川県の今までの過去問だけだと太刀打ちできないかもしれません。

★★つきはありません。万遍なく復習をしておきましょう。

■■ポイント■■
[1]物理小問集合。
(ア)光の屈折について。空気中とガラスの中では,空気中の方が速さがはやく,ガラスの
 中では遅い。
(イ)BC間では6.4cmとわかるので,CD間では9.8cmであることがわかる。よって,98cm/秒
(ウ)仕事の原理を問う問題。動滑車を使っても仕事の大きさは変わらないが,動滑車では
 ひもを長くひく分時間がかかってしまう。仕事率は図1のほうがよい。

[2]化学小問集合。
(ア)ろ過の方法。ポイントはガラス管を使うこと。ろうとの端はビーカーの壁につけてお
 くこと。
(イ)1の塩化ナトリウムは塩素原子とナトリウム原子が1:1でついている結晶である。
 2や4の酸素・水素・銅・鉄などはは化合物ではなく単体。
(ウ)蒸留の実験。これは2つの液体の沸点の違いを利用して行われている。エタノールの方
 が沸点が低いので,先に出てくる。

[3]生物小問集合。
(ア)反射は,「刺激→感覚神経→せきずい→運動神経→運動」という経路でおこる。
(イ)正しいものは4
 1.10×40倍で400倍になる。
 2.できるだけ近づけておいてからだんだん遠ざける。
 3.高倍率に変えると視野が暗くなる。
(ウ)正しい選択肢は6。遺伝に関する用語を正確に覚えておこう。

[4]地学小問集合。
(ア)プレートの話。大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んでできる。
(イ)黄道12星座とは,太陽がある方向に見える星座のこと。秋分の日(9月下旬)では昼に
 おとめ座が見えるので,夜に満月が見える方向は,ちょうど反対のうお座が見えること
 になる。
(ウ)(i)寒冷前線の北と南では,北側では寒気,南側では暖気になるので,三宅島と八丈島
 の間で寒冷前線が通る。
(ii)また,寒冷前線は寒気が暖気の下に入り込むことででき,寒冷前線の周囲では,短い
 時間,狭い範囲で強い雨が降る。

[5]電流回路に関する問題。
(ア)電熱線Aと電熱線Bは直列つなぎ。直列つなぎの電圧は和になるので,
 合計4.0V-Aの2.4V=1.6V
(イ)直列つなぎではどこでも電流の大きさは一緒なので,電熱線Aに流れる電流の大きさも
 0.2A。よって,オームの法則V=IRに代入して,2.4=0.2R R=16Ω
(ウ)実験2では並列回路。並列回路ではそれぞれの電圧の大きさが等しいので,4.0V。合成
 抵抗は直列の場合よりも小さくなるので,回路全体を流れる電流の大きさは実験1よりも
 大きくなる。
(エ)操作a:電流の向き逆,磁力線の向き同→逆向き
 操作b:電流の向き逆,磁力線の向き逆→同じ向き
 操作c:電流の向き同,磁力線の向き逆→逆向き

[6]化学変化に関する問題。イオンなど。
(ア)塩化銅の電離式は,基本である。CuCl2→Cu2++2Cl-
(イ)電気分解で何が起こっているか。
 陽極:塩化物イオンが近づく→電子を放出して2つの原子がくっついて分子になる。
 陰極:銅イオンが近づく→電子をもらって原子が電極につく。
(ウ)水に溶かしても電流を流さない物質を非電解質という。
(エ)原子の構造。真ん中に陽子と中性子,合わせて核という。周りを回るのが電子。

[7]自然界の生物どうしのつながり
(ア)食物連鎖について,生産者が一番多く,消費者は少ないので,
(イ)消費者Ⅰは草食動物で,消費者Ⅱは肉食動物である。カエルは肉食なので,2,3は
 間違いで,チョウは草食なので,4は間違い。
(ウ)気体Xは生産者が取り入れる矢印もあるので,二酸化炭素である。
(エ)実験の④の結果の文章を読む。袋Bは加熱したので,微生物は死んでしまった。
 袋Aは微生物が活動して呼吸をした。

[8]地層に関して
(ア)堆積岩の種類。数字を2つ覚えておく。
 0.06mm以下⇒泥岩。2mm以上⇒れき岩。その間が砂岩である。
(イ)Aは泥岩なので,河口から離れたところでたい積。Cは砂岩なので,河口付近でたい積。
 よって,昔は深い場所にあったが,だんだん河口付近に近づいてたい積した,と考える。
(ウ)火山灰が積み重なってできる岩石を凝灰岩という。これは広い範囲でたい積するので,
 遠く離れた2地点で同じ火山の噴火によってできたもの,という手がかりにもなり,
 鍵層(keyになる)になることも多い。
(エ)石灰岩は生物の死がいなどがたい積した岩石であり,塩酸をかけると二酸化炭素の泡が
 出る。
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平成23年度・埼玉県前期(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

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■■まとめ■■
記述式が多いのが埼玉県の特徴です。新指導要領の範囲の部分も多く出題されています。
[5]では動滑車の質量も考えなければならないので,丁寧に考えましょう。
★★つきはありません。万遍なく復習をしておきましょう。

■■ポイント■■
[1]小問集合。
(1)アはくもり,イは快晴,ウは雪でエが晴れ。
(2)2006年に冥王星が太陽系から外されて,一番遠い惑星は海王星になった。
(3)光合成は明るいときに,呼吸は1日中行っている。あてはまる選択肢はイとウ
(4)アンモニアは肝臓で尿素に変えられる。
(5)金属は電流が流れる。この問題ではイウオ
(6)原子の構造で真ん中にあるのは原子核。原子核は陽子と中性子からできている。
(7)Hzはヘルツと読む。振動数の単位。
(8)右ねじの法則を使う。コイルに対して右手を握るように置くと,人差し指~小指がコイルの
 下側ではアの方を向く。

[2]火山の分類
Aは鐘状火山,Bは楯状火山,Cは成層火山であり,
A―C―Bの順番で,マグマの粘りけが強く,白っぽい岩石をしている。
(1)Aはマグマの粘りけが大きく,Bは粘りけが小さい。Aは粘り気が大きいので爆発的な噴火を
 しやすく,Bは穏やかな噴火になる。
(2)図1のほうが,輝石,カンラン石という有色鉱物が多い。
(3)図3は斑状組織である。結晶部分Pを斑晶,その他の部分Qを石基という。
(4)富士山よりも東側の神奈川県,東京都あたりに火山灰が分布している。これより,上空には
 西風が吹いていることが考えられる。

[3]植物の分類
(1)観察より,葉が網状脈をしているので,双子葉類とわかる。
(2)エンドウは果実であり,ジャガイモは塊茎と呼ばれる茎である。
(3)エンドウ,ジャガイモ,ダイコンを見ると,ジャガイモは花弁がついており,エンドウ・
 ダイコンは花弁が分かれている。これらを離弁花類という。
(4)めしべの先を柱頭という。
(5)ずっと同じ種しか出てこない場合,これを純系といい,どちらも出てくる場合を雑種とい
 う。
(6)1.AAとaaの子はAaになる。
 2.Aaという遺伝子型を持つ種子を自家受粉させると,分離の法則にしたがって,AA:Aa:aa=
 1:2:1でできる。よって,丸:しわが3:1でできることになる。

[4]マグネシウムや銅の酸化の実験。
銅:酸素=4:1,マグ:酸素=3:2で反応することは受験生としての常識である!!
(1)ガスバーナーの使い方。まずは下のガス調節ねじを回し,マッチを付けて点火。そのあと上
 の空気調節ねじだけを回して,青色の炎にする。ねじを回す方向を考える。
(2)実験1では酸化が起きている。ウのエタノールに火をつける,というのは有機物の燃焼の実
 験である。
(3)マグ:酸素=3:2で反応して,酸化マグが5できる。酸化マグが3g必要であるから,マグネシ
 ウムは1.8g必要である。
(4)化学反応式も頻出。必ず覚えておくこと。2Mg+O2→2MgO
(5)頻出問題。銅:酸素=4:1で反応。マグ:酸素=3:2で反応。よって同じ量の酸素2に反応す
 る銅は8となるので,銅:マグ=8:3で反応する。よって,8÷3を計算して,2.7倍

[5]仕事に関する問題。
(1)重力は,物体の中心から下向きにかく。この問題では,質量200gであるから,2Nの力がはた
 らいているので,4メモリ分の矢印の長さを書けばよい。
(2)図2は定滑車のみを使っている。定滑車を使うと,力の向きを変えることができ,力の大き
 さやひもを引く距離については変化がない。
(3)質量300g→力の大きさ3Nであるから,(仕事)=3(N)×0.1(m)=0.3J
(4)図3では動滑車を1つ用いているので,おもりと合わせた重さは820gとなる。その半分だけを
 引っ張り上げることになるので,410g分の力がかかる。よって4.1N
(5)1.おもりを10cm引き上げたので,20cm分引っ張ったことになる。
 2.おもり400gと銅滑車20gで合計420g。モーターが引く力の大きさはその半分で210g分であ
  り,2.1N。かかった秒数をxとすると,
   2.1(N)×0.2(m)÷x(秒)=0.3(W) となる。
  これを計算すると,x=1.4秒となる。
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平成23年度・高知県前期(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

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http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/311701/mondai.html

■■まとめ■■
全般的に簡単な問題です。素直な問題が多いですから,1問のミスが命取りになりかねませ
ん。ぜひ注意して問題に取り組んでください。

■■ポイント■■
《1》小問集合
[1](1)物体はそのままの位置や速さを保ち続けようとする性質があり,これを慣性という。
 (2)壁を押す力とちょうと反対向きに台車を押す力がはたらく。これは作用・反作用の力
  である。
[2]火山の形がなだらかであるのはマグマのねばりけが弱いからである。この種類の火山を
 楯状火山といい,この火山の例はマウナロア,三原山,三宅島などがある。
[3](1)Aは信号を伝える神経で感覚神経という。
 (2)思わず起こる運動を反射という。
[4](1)化学変化とは原子のつながりの変化のこと。
 ア:溶解,ウ:再結晶,エ:融解 という変化。
 (2)単体は1種類の原子からできているもの。

《2》物質の性質に関する問題
実験Iより,Aは燃えなかったので食塩と判断する。
実験IIで,Bは有機物で小麦粉,Cはあめ色とあるので,砂糖,Dは強い光を出したとあるので
マグネシウムと判断できる。
[1]ガス調節ねじを開けたのち,ねじaの空気調節ねじを開けて,青色の炎にする。
[2]BやCは有機物であり,有機物を燃焼させると,二酸化炭素が発生する。だから,石灰水
が白く濁った。
[3]上で確認したようにアが正解。
[4]固体の状態で電流を流すことができるのは,金属や炭素棒など。

《3》天気の変化に関する問題
[1]寒冷前線が通過するとき,気温が急激に下がるので,この図ではイと判断したい。
[2]寒冷前線付近では,寒気が暖気の下にもぐりこみ,暖気が無理やり押し上げられるので,
 強い上昇気流ができる。
[3]寒冷前線はイ。アは温暖前線,ウは停滞前線,エは閉そく前線の図である。
[4]高気圧付近では,時計回りに風が吹き出す。

《4》細胞の観察に関する実験
[1]細胞の観察に適しているのは成長点であるウの位置。エは根冠と言って,成長点を保護す
 る役割を持つ。
[2]1つ1つの細胞をばらばらにして観察しやすくする,というはたらきを持つ。
[3]この問も実験操作上の注意。答えはウ。覚えておこう。
[4]染色体は問題ないだろう。
[5]精子や卵ができる細胞分裂を減数分裂という。精子や卵は親の半分の染色体の数だからで
 ある。

《5》ばねの伸びと力の大きさに関する問題
[1]グラフを読めばよい。50gのときは6cm伸びる。
[2]150g→1.5Nであるから,おもりの中心から下向きに1目盛り半ぶんの矢印を書けばよい。
[3]50gで6cmだから,75gで9cm伸びる。よって,0.75N
[4]ばねに加える力とばねの伸びは比例の関係がある。
 これをフックの法則という。
[5]実験Iより,100gのおもりを引くには12cmだけばねが伸びればよい。12cmだけ引いたら,
 ばねはその12cm伸びている分を保ったままおもりが引きあがることになる。
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平成23年度・千葉県前期(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

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http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html

■■まとめ■■
オーソドックスな知識を問う問題が多く,解きやすかったでしょう。図を見て答える問題が多かったので,図の読み取りが大切になります。

★★推薦問題
[5](3)レンズの焦点について理解しているかを問う問題です。

■■ポイント■■
[1]小問集合
(1)一度沸騰させてまた元に戻す方法で蒸留という。
(2)仕事は力の大きさ×距離であらわす。(仕事)=20(N)×1(m)=20(J)
(3)背骨があるグループはセキツイ動物。ないものは無セキツイ動物。
(4)約1日で1回転しているように見える星の動きを,天体の日周運動という。

[2]エネルギーに関する問題。
化石燃料とは,石炭・石油・天然ガスを合わせたものであり,生物の死がいなどが
変化したものである。
(1)グラフを見て答える。ウとオ。
 ア.2005年で天然ガスは一度減っている。
 イ.1985年と1990年では石油は一度増えている。
 エ.原子力は5倍も変化していない。
(2)化石燃料にたまっているエネルギーは化学エネルギーという。これを燃やして水を
 水蒸気にすることで,ボイラーをまわす運動エネルギーに変える。
(3)二酸化炭素が増えすぎると地球温暖化につながる。

[3]天気に関する問題。
(1)図1のAは気圧。気温や湿度はすでに書かれている。
(2)空気中の水蒸気量は飽和水蒸気量×湿度(%)で求められる。
 ア.気温23℃:約20g×0.85=17gくらい
 イ.気温17℃:約15g×0.95=14.5gくらい(17gより下)
 ウ.気温21℃:約17g×0.3=5gくらい。よってアイウ
(3)ア~エの選択肢で,まず5月8日の9時ごろ,気温が下がったので,寒冷前線通過と
考える。すると天気が悪くなるので,ウかエ。さらに,5月9日の15時頃は気温が上
がり湿度は下がるので,温暖前線通過と考えるので,天気は回復する。

[4]植物の光合成のしくみ。
(1)エタノールにつけて脱色する,という実験操作を行う。
(2)からだの各細胞では,運ばれた物質と酸素を使って,酸化させることでエネルギーを
得ている。これを,細胞の呼吸という。
(3)AとCではアルミ箔があるかないかの区別なので,光の有無で光合成するかしないかで
ある。そして,葉緑体の有無で光合成するかしないかを判断するのはオのAとB

[5]レンズに関する問題。
まずは焦点距離が10cmと記載されているので,表の凸レンズのCの位置では,光が1点に
集まることが納得いくであろう。Dでは焦点より前であり,A・Bでは焦点より後ろにある
こともとらえておく。
(1)これは現象の名前。屈折。
(2)位置A,位置BではAの方が遠いので,円の間隔が広くなっていく。
★★(3)位置Dでは,焦点より前なので正立の状態である。しかし,位置Bでは焦点より向
 こう側にあるので,倒立の状態になる。倒立になると上下左右がすべて逆になる。
 よって位置Bはエ,位置Dはア

[6]遺伝に関する問題。
親Pと親Qからできた子を見ると,AA,Aa,aaのすべてができているので,親P,QともにAa
という遺伝子型を持っている。
(1)これを優性形質という。優性の法則ということばも合わせてチェックしておく。
(2)先ほども書いた通り親P,QともにAaという遺伝子型を持っている
(3)親PはAaという遺伝子型を持つ。
 子はAA:Aa:aa=1:2:1でできる。黄色の種は600個あたので,AAとAaが合わせて600個。
 よって,Aaはウの400個くらいできる。
(4)Aaとaaをかけあわせると,Aa:aa=1:1でできる。
 よって黄色:緑色=1:1


[7]銅やマグネシウムの酸化の問題。
銅:酸素=4:1,マグ:酸素=3:2で反応することは必ず覚えておく。
(1)化学反応式は基本問題。イ
(2)グラフは銅:酸素=4:1で反応することを書けばよい。この問題の縦軸が酸化銅の量
 であることだけに注意をしておく。
(3)銅2.0gを完全に反応させるために必要な酸素は0.5g空気xl必要としたときに,
 x×0.21×1.3=0.5。これを解く。ただし,0.21は面倒なので,0.2として一番近いもの
 を選ぶ。
(4)頻出問題。銅:酸素=4:1で反応。マグ:酸素=3:2で反応。よって同じ量の酸素2に反
 応する銅は8となるので,銅:マグ=8:3で反応する。

[8]電流回路について
(1)これは電流計を読むだけ。500mA端子につながっていることに注意する。
(2)抵抗2ではV=RIのオームの法則を使う。4.0=R×0.5 R=8Ω
(3)電流計の使い方。分からないときは一番大きなものから使う。
(4)図4は合成抵抗を出してしまえばよい。並列つなぎの場合の合成抵抗は今回は同じ
 大きさの抵抗であるから,半分になる,ということを覚えておく。
 ア:10+10=20Ω,イ:50+50=100Ω
 ウ:10Ωの半分で5Ω,エ:50Ωの半分で25Ω
 オ:10+50=60Ω
 よって,抵抗の大きい順にイ,オ,ア,エ,ウであり,電流の小さい順にa,e,c,
 d,bとなる。よってa:イ,c:エ,e:オ

[9]地層の観察
(1)生物の死がいなどがたい積した岩石は石灰岩やチャートであるが,石灰岩は塩酸を
 かけても泡が出ない。よってチャート。
(2)カクセン石の特徴:
 ①有色鉱物で②へき開がある。(決まった方向に割れる)。これより,エ
(3)示相化石は当時の環境を知る手がかり。
(4)今回かぎになる層は④の火山灰②の層である。B地点とC地点ではこの④の層が同じ
 であると考えればよい。B地点では④の下端が4.5m,C地点では④の下端が0.5mなので,
 4m分の差がある。よって,火山灰1の層は0.5mよりも4m分下がったところにあるので,
 0.5-4=-3.5。よって,地下3.5mのところにある。
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