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平成23年度・千葉県前期(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

平成23年度・千葉県前期(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html

■■まとめ■■
オーソドックスな知識を問う問題が多く,解きやすかったでしょう。図を見て答える問題が多かったので,図の読み取りが大切になります。

★★推薦問題
[5](3)レンズの焦点について理解しているかを問う問題です。

■■ポイント■■
[1]小問集合
(1)一度沸騰させてまた元に戻す方法で蒸留という。
(2)仕事は力の大きさ×距離であらわす。(仕事)=20(N)×1(m)=20(J)
(3)背骨があるグループはセキツイ動物。ないものは無セキツイ動物。
(4)約1日で1回転しているように見える星の動きを,天体の日周運動という。

[2]エネルギーに関する問題。
化石燃料とは,石炭・石油・天然ガスを合わせたものであり,生物の死がいなどが
変化したものである。
(1)グラフを見て答える。ウとオ。
 ア.2005年で天然ガスは一度減っている。
 イ.1985年と1990年では石油は一度増えている。
 エ.原子力は5倍も変化していない。
(2)化石燃料にたまっているエネルギーは化学エネルギーという。これを燃やして水を
 水蒸気にすることで,ボイラーをまわす運動エネルギーに変える。
(3)二酸化炭素が増えすぎると地球温暖化につながる。

[3]天気に関する問題。
(1)図1のAは気圧。気温や湿度はすでに書かれている。
(2)空気中の水蒸気量は飽和水蒸気量×湿度(%)で求められる。
 ア.気温23℃:約20g×0.85=17gくらい
 イ.気温17℃:約15g×0.95=14.5gくらい(17gより下)
 ウ.気温21℃:約17g×0.3=5gくらい。よってアイウ
(3)ア~エの選択肢で,まず5月8日の9時ごろ,気温が下がったので,寒冷前線通過と
考える。すると天気が悪くなるので,ウかエ。さらに,5月9日の15時頃は気温が上
がり湿度は下がるので,温暖前線通過と考えるので,天気は回復する。

[4]植物の光合成のしくみ。
(1)エタノールにつけて脱色する,という実験操作を行う。
(2)からだの各細胞では,運ばれた物質と酸素を使って,酸化させることでエネルギーを
得ている。これを,細胞の呼吸という。
(3)AとCではアルミ箔があるかないかの区別なので,光の有無で光合成するかしないかで
ある。そして,葉緑体の有無で光合成するかしないかを判断するのはオのAとB

[5]レンズに関する問題。
まずは焦点距離が10cmと記載されているので,表の凸レンズのCの位置では,光が1点に
集まることが納得いくであろう。Dでは焦点より前であり,A・Bでは焦点より後ろにある
こともとらえておく。
(1)これは現象の名前。屈折。
(2)位置A,位置BではAの方が遠いので,円の間隔が広くなっていく。
★★(3)位置Dでは,焦点より前なので正立の状態である。しかし,位置Bでは焦点より向
 こう側にあるので,倒立の状態になる。倒立になると上下左右がすべて逆になる。
 よって位置Bはエ,位置Dはア

[6]遺伝に関する問題。
親Pと親Qからできた子を見ると,AA,Aa,aaのすべてができているので,親P,QともにAa
という遺伝子型を持っている。
(1)これを優性形質という。優性の法則ということばも合わせてチェックしておく。
(2)先ほども書いた通り親P,QともにAaという遺伝子型を持っている
(3)親PはAaという遺伝子型を持つ。
 子はAA:Aa:aa=1:2:1でできる。黄色の種は600個あたので,AAとAaが合わせて600個。
 よって,Aaはウの400個くらいできる。
(4)Aaとaaをかけあわせると,Aa:aa=1:1でできる。
 よって黄色:緑色=1:1


[7]銅やマグネシウムの酸化の問題。
銅:酸素=4:1,マグ:酸素=3:2で反応することは必ず覚えておく。
(1)化学反応式は基本問題。イ
(2)グラフは銅:酸素=4:1で反応することを書けばよい。この問題の縦軸が酸化銅の量
 であることだけに注意をしておく。
(3)銅2.0gを完全に反応させるために必要な酸素は0.5g空気xl必要としたときに,
 x×0.21×1.3=0.5。これを解く。ただし,0.21は面倒なので,0.2として一番近いもの
 を選ぶ。
(4)頻出問題。銅:酸素=4:1で反応。マグ:酸素=3:2で反応。よって同じ量の酸素2に反
 応する銅は8となるので,銅:マグ=8:3で反応する。

[8]電流回路について
(1)これは電流計を読むだけ。500mA端子につながっていることに注意する。
(2)抵抗2ではV=RIのオームの法則を使う。4.0=R×0.5 R=8Ω
(3)電流計の使い方。分からないときは一番大きなものから使う。
(4)図4は合成抵抗を出してしまえばよい。並列つなぎの場合の合成抵抗は今回は同じ
 大きさの抵抗であるから,半分になる,ということを覚えておく。
 ア:10+10=20Ω,イ:50+50=100Ω
 ウ:10Ωの半分で5Ω,エ:50Ωの半分で25Ω
 オ:10+50=60Ω
 よって,抵抗の大きい順にイ,オ,ア,エ,ウであり,電流の小さい順にa,e,c,
 d,bとなる。よってa:イ,c:エ,e:オ

[9]地層の観察
(1)生物の死がいなどがたい積した岩石は石灰岩やチャートであるが,石灰岩は塩酸を
 かけても泡が出ない。よってチャート。
(2)カクセン石の特徴:
 ①有色鉱物で②へき開がある。(決まった方向に割れる)。これより,エ
(3)示相化石は当時の環境を知る手がかり。
(4)今回かぎになる層は④の火山灰②の層である。B地点とC地点ではこの④の層が同じ
 であると考えればよい。B地点では④の下端が4.5m,C地点では④の下端が0.5mなので,
 4m分の差がある。よって,火山灰1の層は0.5mよりも4m分下がったところにあるので,
 0.5-4=-3.5。よって,地下3.5mのところにある。
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