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平成23年度・東京都(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

平成23年度・東京都(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html

■■まとめ■■
例年通りの問題です。形式や配点などもほぼ同じです。過去問の研究が重要です。
★★つきはありません。万遍なく復習をしておきましょう。

■■ポイント■■
[1]小問集合。
(1)葉では葉脈の上側の部分が,水のとおり道である道管である。
(2)水の電気分解では陽極から酸素,陰極から水素が発生する。アは酸素が発生。イは二酸化
 炭素,ウは水素,エは塩素が発生する。
(3)物体が糸を引く力はイ。アは地球が物体を引く力である重力。
(4)ミョウバンは温度が高くなればなるほど,よく溶けるようになる。よって溶ける量はC,B,
 Aの順でエである。
(5)金星が夕方に見えたので,よいの明星であるので,アやイの方角に見える。また,金星が
 半分光って見える状態なので,地球-金星-太陽の角度が90度になるところなので,イであ
 る。
(6)変温動物で肺呼吸を行うのは虫類。卵には殻がある。

[2]小問集合。
(1)温室効果の説明。温室効果は宇宙空間に熱が逃げずに地球内に戻る現象のことである。
(2)二酸化炭素濃度は年々上がっている。夏は植物が育つので,光合成量が多くなるから,
 濃度が低くなる。よって,平均濃度が最も高いのは選択肢から4月である。
(3)植物が有機物を合成する働きは光合成。物質は循環している。
(4)ウの選択肢:燃料電池は水素と酸素を化学変化させるが,その時水が発生する。コージェネ
 レーションシステムの文章を覚えておくこと。

[3]地震について問題
(1)初期微動継続時間は震源からの距離に比例する。振幅は地点によって異なる。
 震源はその地点のゆれの大きさをあらわし,マグニチュードは地震の規模を表す。
(2)aの波がP波であり,bの波がS波である。
 P波:55km地点で9秒 ⇒6km/秒
 S波:55km地点で18秒⇒3km/秒となる。よってウ。
 なお,P波は6~8km/秒,S波は3~4km/秒の間で収まる。
(3)①震源に2番目に近い地点は12km→6km/秒の速さで伝わるので,地震発生から2秒で到達
 する。
 ②すると,気象庁が緊急地震速報を発表するのは地震発生から7秒後。
 ③90km離れた地点では,S波が到達するのは3km/秒だから,地震発生から30秒後なので,
  残り23秒ある。

[4]タマネギの根の観察
(1)うすい塩酸に入れるのは細胞1つ1つをバラバラにして観察しやすくする。顕微鏡は最初は
 低倍率から観察して,のちに高倍率にする。
(2)細胞分裂の順番はA→E→B→D→Cだから,3番目はB。新しい細胞ができるときはウの文章の
 とおり。
(3)根は,先端部分の成長点が細胞分裂を繰り返すことでできる。タマネギは図を見るとひげ根
 なので,これは単子葉類である。

[5]気体の性質について
塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを混ぜて加熱した時にできる物質はアンモニア。アンモニアは空気より軽い気体である。
(1)上方置換法の絵をかけばよい。(絵は省略)
 噴水が起こる原因はアンモニアが水に溶けやすい性質によるものである。
(2)実験1でできたものはアンモニア水である。塩酸にアルカリを少しずつ加えていくので,
 BTB液は黄色→青色に変化する。中和反応が進み酸がなくなると,亜鉛と酸が反応しなくな
 り,気体が発生しない。
(3)化学反応式は,HCl+NH4OH→NH4Cl+H2O
 塩に含まれる原子は,N,H,Cl

[6]電流の実験について
(1)電熱線Yのグラフを見ると,5Vのとき,0.4Aを指している。よって,図3は400mAと読めるの
 で,500mA端子につないでいる。また,電流計は直列に,電圧計は並列につなぐ。
(2)図1を見ると,同じ5Vのときに,電熱線Xは0.5A,電熱線Yは0.4Aの電流が流れるので,抵抗
 はXのほうが小さい。よって,抵抗X:抵抗Y=4:5。電流はXの方が多く流れるので発熱量はX
 の方が大きい。
(3)今回電熱線XとYは直列につないだ。
 XとYの電気抵抗はYの方が大きいので,かかる電圧はYの方が大きくなる。XとYに流れる電流
 は同じで,かかる電圧はYの方が大きいので電力はYの方が大きい。よって,Yの方が水温が高
 くなる。
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