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平成23年度・群馬県(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

平成23年度・群馬県(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html

■■まとめ■■
例年通りの形式です。[3]以降の大問よりも[2]で少し考えさせる問題が入っているのも例年の特徴と同じです。できる問題から解き進めたいものです。
●[6]ばねが伸びていてもおもりが上がっていないときは,仕事をしていません。仕事の計算の方法をもう一度核にインしておきましょう。

■■ポイント■■
[1]小問集合
(1)遺伝子の本体はDNAという物質である。
(2)白血球は体に入ってきた細菌を殺す役割を持つ。
(3)風化とは,長い間に気温の変化や水の働きによって,岩石がもろくなること。
(4)Aの位置に月があるとき,満月を少し過ぎて,下弦の月になろうとしている時期である。
(5)化学変化の前後で物質全体の量は変化しない。これを質量保存の法則という。
(6)化合物は,2種類以上の原子で構成されているもの。この中ではアンモニア。
(7)音の高さが高くなるには,振動数が大きくなればよい。振動数は糸が強く張られていた
 り,弦の間が短かったりすれば振動数が大きくなる。
(8)ボイラーで燃料を燃やして水を水蒸気にしてタービンを回す。ボイラーの化学エネルギー
 が熱エネルギーに変換され,タービンを回す運動エネルギーになり,それが電気エネルギー
 に変化する。

[2]小問集合
A.(1)表のBは両生類である。両生類は子でえら呼吸,親で肺呼吸をする。
(2)変温動物は,魚類,両生類,は虫類である。
(3)ライオンは目が前についていて,ものを立体的に見ることができ,シマウマは目が横につ
 いて広い視野を持つ。またライオンは犬歯が発達し肉をひきさくのに都合がよく,シマウマ
 は臼歯が発達し,草をすりつぶすのに役に立つ。
B.気体Cは上に上がったので,軽い気体である水素。また気体Bは水に溶けるので二酸化炭素
 である。AとCを混ぜて爆発させると水ができる反応が起きるので,Aは酸素。残りのDは窒素
 とわかる。
(1)気体Cは水素。
(2)ウの反応で二酸化炭素ができる。アは酸素,イは水素,エも酸素の発生方法。
(3)上記のとおり水H2Oができる。
C.(1)ウサギが増えると,ウサギを食べるキツネが増え,逆に植物が減る。
(2)ウサギやキツネは消費者と呼ばれるグループであり,有機物を分解することでエネルギー
 を得ている。
D.(1)右ねじの法則を使う。右手を握って親指が電流の向きが下から上になるようにしたと
 き,ウの位置に置くと方位磁針は西向きになる。
(2)図IIでは電源装置をよく見ると南→北に電流が流れている。N・Sを変えたので西向きから
 東向きに変わる。
(3)これは電流と磁界があるところでは力が発生する,という現象を表したものであり,モー
 ターでもこの原理が用いられている。

[3]光合成について
(1)光合成は,二酸化炭素と光を使って行う。二酸化炭素を吹き込むために,息を入れる。
(2)エタノールに入れるのは葉を脱色させるため。
(3)①AとCの違いはヨウ素液の有無。ヨウ素液をたらすと,葉緑体で色がつくことから,光合
 成は葉緑体で行われることがわかる。
②光が必要であることを確かめるにはCとDを比べる。
(4)表Iを見ると,1時間で0.6cm3の酸素が出ていることがわかる。オオカナダモが100gという
 25倍になったとき,0.6×25=15cm3の気体が発生することがわかる。

[4]天気の変化について
(1)くもりの天気記号は◎,南西の風は南西から吹く風であり,矢の先を南西方向に向ける。
(2)普通の天気図では4hPaごとに等圧線を引く。よってこのAは1008hPaである。
(3)①乾球が18℃で,示度の差が2度分であるから,この湿度は80%
②水蒸気量は飽和水蒸気量の80%という意味であるから,15.4×0.8=12.32g→12.3g
(4)A地点は前線Xが通過する。Xは寒冷前線であり,寒冷前線が通過した後は,短時間に強い
 雨が降る。また,気温が下がり風が北寄りに変わる。

[5]イオンに関して。基本的な知識
11gunma_rika01.JPG
(1)電流計を直列につなぐ,ということ電源の
+側に電流計の+をつなぐ,という2点に注意する。
(2)塩化銅→銅+塩素となり,
 ①銅:ウ,エの性質,②塩素:イ,ウの性質がある。
(3)水溶液中でイオンに分かれることを電離といい,
 CuCl2→Cu2++2Cl-と電離するので,陽イオンはCu2+,陰イオンはCl-である。
 ④~⑦また,陽極には-の電気を持った陰イオンである塩化物イオンが近づき,陰極には
 +の電気を持った陽イオンである銅イオンが近づく。

[6]仕事の原理に関して
(1)ばねが伸びている間はおもりは動いていない。この間は仕事をしてなくで位置エネルギーも
 変化ない。12cm以上になるとおもりが上がっていくが,このときは仕事をして,位置エネル
 ギーも大きくなる。
(2)12cmまではばねが伸びる,という変化をする。20cmまで引くとき,ばねが12cm分伸びたまま
 おもりが上がっていく。よって8cm
②仕事は力の大きさ×距離で計算する。0.9N×0.08m=0.072J
(3)①机が離れたときから糸を10cm引くと,動滑車つきのおもりは5cmだけ上がる。
11gunma_rika02.JPG
②動滑車を使う利点は,引く
 距離は長くなるが,引く力
 の大きさが半分で済むこと
 である。つまり,図IIIの半分
 の力の大きさでおもりが上がることになる。
(4)仕事の原理は,道具を使うと距離は長くなるものの,力の大きさを小さくすることができ,
 直接仕事をした場合と変わりがない,という原理である。
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