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平成22年度・富山県(理科)高校入試問題 [平成22年度(2010年)・理科]

平成22年度・富山県(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/toku/nyushi/

■■まとめ■■
知識を問う問題が多いのではありますが,かなり細かいところまで出題されている,
というのが特徴でしょう。その場で考える問題はほとんどありませんので,かなり
深くまで知識を持っているかどうか,ということが問われました。
★★つきは2つあります。
[2](4)これは授業で習っただろうか…。一緒に覚えておくしかない。
[4](4)イオン化傾向という言葉を教わった人はそれを思い出しましょう。
 極板に電子がたまる→そこから電子が出る→ー極になる。です。

■■ポイント■■
[1]エンドウを例として,植物のつくりを問う問題。
(1)教科書には載っているが,覚えていないか。ウは数が多いおしべだなと判断してほしい。
(2)未受精のものも当然ある。全てが受精するとは限らないから。
(3)エンドウは双子葉植物である。
(4)双子葉植物なので,維管束がきれいに並ぶ。なお,内側に道管がある。
 ※道管は水を流す管。師管よりももっと大切なので,内側にある。
(5)合弁花と離弁花の区別の話である。エンドウは花びらが1枚ずつ離れている。

[2]天体の問題。今年は日食問題ばかり出てくる。
(1)太陽-月-地球に一直線に並ぶときであるから,月の位置は太陽と同じ側。
 また,夏は北極点が太陽を向いている方角。
(2)太陽と地球の間の距離は,月と地球との間の距離の約400倍であるため,ほぼ同じ大きさに
 見える。
(3)満月のときは,ちょうど月-地球-太陽の順で並ぶときで,真夜中に南中する。
(4)★★満月の南中高度。これは冬至の頃が最も高い。これは
 ※太陽の南中高度。夏至が最も高い。
 ※月の南中高度。冬至が最も高い。
 ※その他恒星の南中高度。1年中変化がない。
(5)365÷29.5=12.3…であるから,12回か13回である。

[3]熱の温まり方について。電熱線1と電熱線2は並列つなぎをしていることに注意する。
(1)かき混ぜると,水の温度が均一になる,ということを使う。
(2)オームの法則を使うと,6=1.5×R。よってR=4Ω
(3)並列回路の電流は,個々(電熱線1・電熱線2)を流れる
 電流の和が全体になるので,IX=IY+IZ。よって,IZ=IX-IY
(4)グラフ1から,電熱線1と2を同時に入れたときは5分間で8度上昇するから,電熱線2だけ
 を使ったときは,1分間で2度だけ上昇する。そういうグラフを書けばよい。

[4]化学電池の話。イオンもしっかり覚えておく。
(1)マッチの火を近づけるとポンと音を立てて燃えるので,これはH2。発生方法はイ。
 アは酸素,ウは二酸化炭素の発生法。
(2)亜鉛イオンZn2+。細かい知識であるが,電子を2個失う,と書いてある。
(3)モーターが回るのは電解質の溶液であればよいので,例えば食塩水などを使えばよい。
(4)★★イオン化傾向の問題である。かなり細かい。
 ヒントとしては,①の亜鉛が溶けてイオンになったから,亜鉛板には電子がたまる。つまり
 金属板Aから電子が流れ出すのでこちらが-極になる。よって,電流はYに流れる。
 同様に②・③では極板BのMgから電子が流れ出すのでこちらが-極になる。よって電流はXに
 流れる。
(5)エネルギーの移り変わり。化学エネルギーが電気エネルギーに変わり,最後モーターを回す
 運動エネルギーにと変化している。

[5]地震の知識に関する問題。言葉で説明できるようになっておかなければならない。
(1)震源の真上の地点を震央という。
(2)マグニチュードは地震の規模を表す。
(3)地震によって起こる波を津波という。津波は地面の隆起や沈降によって起こる。
(4)震源からの距離が異なっても,地面の中の地盤の性質が異なるので,震度が異なることがある。
(5)太平洋沖で,海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んでいる。

[6]ばねの性質について。圧力と絡む問題。
(1)Bの方が伸びにくい。同じ重さをつるしてもばねの伸びがAにくらべて小さいからである。
(2)ばねBの伸びが3cmであるとき,150gのおもりがついているので,1.5Nとなる。
(3)もともとの状態での圧力を考えると,10cm2=0.001m2であるから,1.2N÷0.001m2 =1200Pa。
 最初は1200Paであるが,6cm引き上げると持ち上がるので,直線的なグラフになる。
(4)図2を見ると,例えば100gのおもりをつるしたとき,ばねAは5cmのびるが,ばねBは2cmだけ
 伸びる。板が静止しているときは,力がつりあっているときであるから,ばねA,ばねBは同じ
 力の大きさで引っ張っている。Aがxcm伸びるとき,Bは0.4x(cm)伸びている。

[7]炭酸水素ナトリウムの分解。頻出テーマである。
(1)ガラス管の口を水そうから抜いておく。そうしないと逆流して,水そう内の水が試験管に入って
 しまう恐れがあるからである。
(2)CO2。これは基本知識。
(3)塩化コバルト紙は,青→赤に変化する。
(4)炭酸水素ナトリウムから水と二酸化炭素が抜けて,炭酸ナトリウムになるので,炭酸ナトリウム
 の方が水に溶けやすい。
 またフェノールフタレインを入れると,炭酸ナトリウムの方がアルカリ性度が強いので濃い赤に
 なる。
(5)エが正解である。他は,ア.これは再結晶の方法。イ.還元反応。ウ.状態変化 である。

[8]感覚器についての問い。
(1)①目のつくりの名前は覚えておく。
 ②暗いところではAを開いて,より多くの光を得ることができる。
(2)①反射の話。反射は大脳を経由しない。これは目からの信号が,感覚神経をとおり,大脳を
 経由せずに,まぶたの筋肉を動かす,という経路で伝わる。
 ※でも目から入った信号は脳を経由するのではないかな?
②5/60=1/12秒で伝わる,ということなので,0.08333…となる。
(3)反射の例は,無意識な刺激に対して起こるものでア。
 イ・ウは意識的な動作であり,エの寝言は無意識ではあるが,刺激があったわけではない。

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Kelunat

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by Kelunat (2019-06-28 19:40) 

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