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平成22年度・岩手県(数学)高校入試問題 [平成22年度(2010年)・数学]

平成22年度・岩手県(数学)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://nokai.jp/iwate/test_mondai.htm

■■まとめ■■
標準的な問題ですが,問題量が若干多めなので時間が足りなくなってしまう場合も
あるでしょう。
★つきは1つあります。
●[11]パズル的要素の濃い問題ですが,途中まででできることがなくなります。
 そのときにもしもここが0だったら…,と仮定して実際に実験をやっていく,
 これが難しいでしょう。時間切れになってしまった人も多いかと思います。

■■ポイント■■
[1]計算問題。間違えたくない問題。
(1)-4-5=-9
(2)分数の問題
(3)平方根の計算問題
(4)x^2-7x+12=0 → 因数分解して,
 (x-3)(x-4)=0 → x=3,4
(5)4x+2y=9 → 2y=9-4x → y=(9-4x)/2

[2]図形の基本的知識が問われる問題。
(1)△ADE∽△ACBであり,AD:AE=AC:AB=2:3であるから,AB=3/2AC=9(cm)
(2)外角の和は360°になることを使う。∠xの外角をyとして,
 80+75+70+y+60=360を解くとy=75であるから,∠x=105°
(3)求める体積V=3×3×π×5=45π(cm3)

[3]比例の関係を式で表す。
 400枚印刷するのに5分かかり,x枚印刷するのにy分かかる。
 400:5=x:y → 400y=5x → y=1/80*x

[4]組み合わせの考え方を使う。
(1)5つの班から2つの班を選ぶ選び方は,(5×4)/(2×1)=10通り
(2)1班が選ばれる確率は,(1)の全10通りに対して,
 (1班,2班),(1班,3班),(1班,4班),(1班,5班)
 の4通りがあるので, 4/10=2/5

[5]聞かれていることは角度に関すること。
(1)△ABCは60度の三角定規の形になっているので,AC=2cm。この段階で△ACDが二等辺
 三角形であることに気づく。
(2)まず∠BADが90°だから,∠DAC=30°
 △ACDが二等辺三角形だから∠ACD=75°
 ∠BCF=180-75-30=75°。…①
 また,∠AEB=50°だから対頂角で∠CEF=50°…②
 ①・②より,△CEFの内角の和より,∠CFE=55°

[6]EPが通過した部分を3つの場合に関して図に表せばよい。
10iwate_suu01.JPG
(1)AB上を動くときは,図のような状況であり,
 三角形の面積となる。y=2×x÷2=x よってy=x
(2)BC上を動くときは,図のような状況であり,
 台形の面積となる。
 AB+BP=xだからBP=x-6となることに注意
 して,
  y=(2+x-6)/2*6÷2=3x/2 -2
(3)最後,CD上を動くときは,AB+BC+CP=x
 だから,CP=x-10であるが,この場合は
 四角形全体から△EDPを引いて面積を求める。
 DP=CD-CP=6-(x-10)=16-xだから,
 y=6×4-2*(16-x)÷2=8+x
10iwate_suu02.JPG 
 後は変域に注意してグラフ
 を書くと,右のようになる。

[7]連立方程式の基本的な問題。
 ノート1冊x円,ボールペン1本y円とすると,
 x+y=450
 0.8x+0.9y=390 
 ここでは,x=450-yとして,代入法を使うと,
 0.8(450-y)+0.9y=390
 360+0.1y=390 → y=300,x=150
 よって,ノート1冊150円,ボールペン1本300円

[8]相似の証明なので「2角が等しい…かな?」と考えながら証明を完成させればよい。
(証明)△ABCと△DEBにおいて,
 弧BCに対する円周角は等しいので,
  ∠BAC=∠EDB …①
 弧ABに対する円周角は等しいので,
  ∠ADB=∠ACB …②
 平行線の錯角は等しいので,
  ∠ADB=∠DBE …③
 ②・③より,∠ACB=∠DBE …④
 ①・④より,2角がそれぞれ等しいので,
 △ABC∽△DEB (証明終)

[9]2次関数の問題。数字を元に,具体的にどんどん計算をして行こう。
(1)Aのy座標はx座標がわかっているので,y=2x^2に代入して,y=2×2^2=8
(2)Cはx座標が2なのでy座標はy=ax^2に代入して,
 y=4aと表される。
 △OAC=(8-4a)×2÷2=8-4a,△OBE=8×2÷2=8 より,
 8-4a:8=2:3 → 16=24-12a → a=2/3 でy座標が8を代入すると,
 x2=12 → x=±2√3 より,Dのx座標は -2√3

[10]展開図は慣れてないと難しいか。
10iwate_suu03.JPG
(1)図のように記号を振りながら行う。
 (例)辺ABを持つ三角形は△ABCで…,今度は辺ACを持つ三角形は△ACDで…,と順番に
  埋めていけば自然と埋まっていく。
(2)△正四角すいが2つ重なった形を考える。
 △ABDを抜き出すとBD=2√2,(高さ)=√2であるから,(正四角すい)=2×2×√2×1/3=4√2/3
 よって(正八面体)=8√2/3

[11]少しずつ丁寧にやっていこう。試験中では時間切れになってしまうのではなかろうか。
(1)5行目までは問題文に書いてあるので,
 5行目    1 0 2 0 1
 6行目   1 1 2 2 1 1
 7行目  1 2 3 0 3 2 1
 8行目 1 3 1 3 3 1 3 1  となる。
(2)これは,1つ1つ丁寧にやっていく。
 0 [ア] [イ] [ウ] [エ] [オ] 0
0 [カ] [キ] [ク] [ケ] [コ] 2
 3 [サ] [シ] [ス] [セ] [ソ] 0
  3 [タ] 2  1 [チ] 0
 よく見る。まず[オ]=2。[ソ]=0から,[コ]=2→[エ]=0
 [カ]=3から,[ア]=3。[サ]=0から,[キ]=1→[イ]=2。
ここまで来ると,手詰まりになる。
 そこで[ウ][ク][ケ][シ][ス][セ]の部分から下の2,1の部分までは,[ウ]=0のとき,1のとき,2のとき…などと順番にやっていくとうまくいかない。[ウ]=3のときぴったりうまくいくことがわかる。よって,
[ア][イ][ウ][エ][オ]=3 2 3 0 2
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