平成22年度・北海道・学校裁量(数学)高校入試問題 [平成22年度(2010年)・数学]
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http://www.koukou.hokkaido-c.ed.jp/gakuryokukensa/gakuryoku.html
■■まとめ■■
最後の[6]が学校裁量の問題です。(3)は今まで,類題を経験したかどうかがカギになります。
■■ポイント■■
[1]→共通問題[2]と同じ。
[2]→共通問題[3]と同じ。
[3]→共通問題[4]と同じ。
[4]→共通問題[5]と同じ。
[5]→共通問題[6]と同じ。
[6]ここが応用問題になっている。
問1 式を作って因数分解して考える問題である。三平方の定理より,
a^2=b^2=(2√15)^2 であるからこれを式変形すると,
a^2-b^2=60 → (a+b)(a-b)=60。 つまり掛け算して60。
あとは,これをシラミツブシに探していく。
①a+b=60,a-b=1のとき, →2a=61でaが自然数にならない。
②a+b=30,a-b=2のとき,これを解くと,(a,b)=(16,14)
③a+b=20,a-b=3のとき, →2a=23でaが自然数にならない。
④a+b=15,a-b=4のとき, →2a=19でaが自然数にならない。
⑤a+b=12,a-b=5のとき, →2a=17でaが自然数にならない。
⑥a+b=10,a-b=6のとき,これを解くと,(a,b)=(8,2)
問2 とりあえず全部で24通りしかないので,丁寧にやっていけば答えにたどり着く。
長さが√5になる,ということは,x座標・y座標の差が1と2のときだけである。
P=1のとき,(1,3),(b,1)であるから,Q=0,2 (y座標の差が2だから,x座標の差が1を探す)
P=2のとき,(2,3),(b,2)であるから,Q=0,4 (y座標の差が1だから,x座標の差が2を探す)
P=3のとき,(3,3),(b,3)で,このときは該当なし。
P=4のとき,(4,3),(b,4)であるから,Q=2,6 (y座標の差が1だから,x座標の差が2を探す)
P=5のとき,(5,3),(b,5)であるから,Q=4,6 (y座標の差が2だから,x座標の差が1を探す)
P=6のとき,(6,3),(b,6)で,このときは該当なし。
以上より,8通りなので,確率は1/3
問3 どの点が中心であるかを見抜けばよい。
(1)操作1ではFが中心となって90度回り,操作2ではEが中心となって90度回る。
Fが中心となる場合は半径が4,Eが中心となる場合は半径が4√2である。
(2)操作 1:MとDは図のような線を描く。線分MDはまるで
屋根瓦のような形になる。MDの動く面積は,
(MDの長さ)×(弧CC'の長さ)であり,弧CC'の長さは
FC=4√2であることに注意して,
2×4√2×2×π×1/4=4√2π
操作 2 :MDが回転してできる部分は,下の図のとおり
であるが,これは,ドーナツ型の図のように4等分した
うちの1つになっている。
ドーナツ型の面積は(2√5)^2π-4^2π=4πであり,
その4等分したものはπ。
よって線分MDが動いた部分の合計は,4√2π+π
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■■まとめ■■
最後の[6]が学校裁量の問題です。(3)は今まで,類題を経験したかどうかがカギになります。
■■ポイント■■
[1]→共通問題[2]と同じ。
[2]→共通問題[3]と同じ。
[3]→共通問題[4]と同じ。
[4]→共通問題[5]と同じ。
[5]→共通問題[6]と同じ。
[6]ここが応用問題になっている。
問1 式を作って因数分解して考える問題である。三平方の定理より,
a^2=b^2=(2√15)^2 であるからこれを式変形すると,
a^2-b^2=60 → (a+b)(a-b)=60。 つまり掛け算して60。
あとは,これをシラミツブシに探していく。
①a+b=60,a-b=1のとき, →2a=61でaが自然数にならない。
②a+b=30,a-b=2のとき,これを解くと,(a,b)=(16,14)
③a+b=20,a-b=3のとき, →2a=23でaが自然数にならない。
④a+b=15,a-b=4のとき, →2a=19でaが自然数にならない。
⑤a+b=12,a-b=5のとき, →2a=17でaが自然数にならない。
⑥a+b=10,a-b=6のとき,これを解くと,(a,b)=(8,2)
問2 とりあえず全部で24通りしかないので,丁寧にやっていけば答えにたどり着く。
長さが√5になる,ということは,x座標・y座標の差が1と2のときだけである。
P=1のとき,(1,3),(b,1)であるから,Q=0,2 (y座標の差が2だから,x座標の差が1を探す)
P=2のとき,(2,3),(b,2)であるから,Q=0,4 (y座標の差が1だから,x座標の差が2を探す)
P=3のとき,(3,3),(b,3)で,このときは該当なし。
P=4のとき,(4,3),(b,4)であるから,Q=2,6 (y座標の差が1だから,x座標の差が2を探す)
P=5のとき,(5,3),(b,5)であるから,Q=4,6 (y座標の差が2だから,x座標の差が1を探す)
P=6のとき,(6,3),(b,6)で,このときは該当なし。
以上より,8通りなので,確率は1/3
問3 どの点が中心であるかを見抜けばよい。
(1)操作1ではFが中心となって90度回り,操作2ではEが中心となって90度回る。
Fが中心となる場合は半径が4,Eが中心となる場合は半径が4√2である。
(2)操作 1:MとDは図のような線を描く。線分MDはまるで
屋根瓦のような形になる。MDの動く面積は,
(MDの長さ)×(弧CC'の長さ)であり,弧CC'の長さは
FC=4√2であることに注意して,
2×4√2×2×π×1/4=4√2π
操作 2 :MDが回転してできる部分は,下の図のとおり
であるが,これは,ドーナツ型の図のように4等分した
うちの1つになっている。
ドーナツ型の面積は(2√5)^2π-4^2π=4πであり,
その4等分したものはπ。
よって線分MDが動いた部分の合計は,4√2π+π
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