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平成20年度・千葉県(理科)高校入試問題 [平成20年度(2008年)・理科]

平成20年度・千葉県(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html

■■まとめ■■
大体は基本的な問題なのですが,所々で骨を折る問題があります。
明らかに難しい問題はみんなの正答率が悪いでしょう。
運動エネルギーは速さの2乗に比例する,という知識を利用すると解きやすい問題が
ありました。珍しい出題なのでよく学習しておきましょう。

★★問題
[5](1)メダカのヒレの赤血球の流れを見る問題の意味は知っておきましょう。
[6]エネルギーの問題はちょっと難しいですね。

■■ポイント■■
[1]植物について
(1)広がって太陽の光を効果的に得られるので,光合成するのに都合がよい。
(2)ツユクサ:単子葉類なので,平行脈,ひげ根
(3)ルーペの使いかた→目にルーペを近づけて,見るものを前後に動かす。
(4)受粉したら花粉管を伸ばし,子房の中の胚珠に到達する。

[2]磁界についての問題
(1)全部書き出さないといけない。AとG,BとF,CとE
(2)磁力線は磁石のNから出てSに入る。磁力が強いところでは,磁力線の間隔が狭くなる。
(3)電流を多く流す。コイルのまき数を増やしてもよい。
(4)Nを遠ざけると,コイルがS極になる。Sを近づけると,それを妨げる向きに磁界ができる
 から,S極を作って遠ざけようとする。

[3]地震についての問題
(1)震度は10段階に分けている。0~7の8段階で,5,6は弱と強の2つある。
(2)A地点で考えると,震源からの距離が45km,P波が届くまでが54秒-45秒=9秒,であるから,
 45÷9=5。よって,5km/秒。(このP波はちょっと遅い)
(3)(2)の計算結果から,震源と学校の距離は,5×6=30となる。あとは図1で三平方の定理を
 使うと,ちょうど3:4:5の三角形になっているので,18km
(4)(2)からC地点にP波が到達するのは,30秒後の話であるから,ア・イのいずれかになる
 が,イだとあまりにも初期微動が長すぎる。よってア。

[4]溶液の性質について
(1)においを嗅ぐときは,直接嗅がずに,手であおぐようにしてかぐ。
(2)膨らむのは,液体が気体になって体積がふくらんだため。
(3)水溶液にどれくらいとけるかを表したものを溶解度という。
(4)沸点の違いを利用して集める蒸留,という方法。水とエタノールではエタノールの沸点が
 低いので,先に出てきた試験管にエタノールが多く含まれていた。

[5]メダカの血液の流れについての観察
★★(1)この後図2のように顕微鏡で観察をする。ということはメダカを動きにくくしなけれ
 ばならない。
(2)赤血球は血管から出ることはない。
(3)血が赤いのは赤血球にヘモグロビンが含まれているからである。
(4)血液の血しょうが染み出したものを,組織液という。

★★[6]物体の運動とエネルギー ⇒この問題は難しい。
実験1:速さと移動距離のグラフである。運動エネルギーは速さの2乗に比例する。
よって,図2は2次関数になっている。
実験2:これは位置エネルギーの話である。位置エネルギーは高さに比例するので
図5は比例のグラフになっている。
(1)図3は18cm動いている。速さは90cm/秒だから,18÷90=0.2秒の話。ボールが5つ
 映っている。ということは,4間隔分なので,0.2÷4=0.05秒
(2)表1と表2を見比べればよい。高さ8cmのときの位置エネルギーを持っていた台車が押し込ん
 だ距離は1.6cmであるから,表1と比べて105cm/秒。
(3)これは難しい。図2を読み解くと,
 高さ2cm→定規0.4cm→速さ50cm/秒
 高さ4cm→定規0.7cm→速さ70cm/秒
 高さ6cm→定規1.2cm→速さ90cm/秒
 高さ8cm→定規1.6cm→速さ105cm/秒
 高さ10cm→定規2.0cm→速さ120cm/秒 となる。
 つまり,だんだん遅くなるようなグラフを選ぶ。
(4)位置エネルギー+運動エネルギーが保存されるので,今回合計(縦に)3めもり分の
 エネルギーがあるから,合計値が3目盛りになるようにグラフを書けばよい。

[7]太陽の動きについて
(1)透明半球の実験では,サインペンの影の先が,ちょうど中心に来るようにする。
(2)弧ABCが32cmであり,弧ARが8cmということは,ちょうど の長さになっている。
 よって,南中高度は45°
(3)春分の日は,真東(B)から出て,真西に降りるので,テープの長さは長くなる。
 また,春分・秋分のとき,一番大きく回るので,間隔は広くなる。
(4)夏至の日は図4の左の位置に地球があるとき。
 北極点は太陽を向いている。秋分の時は難しいが,太陽から見て,左側に地軸が傾いて
 いるときになる。夏至イ,秋分エ。

[8]化学電池について
(1)気体を集めて,マッチの炎で燃えるのでこれはH2
(2)実験が終わった後,質量を比較すると,軽くなっている。これは,水素が発生して,
空気中に逃げたからである。
(3)お互いの性質を消すときに,水ができる。これを中和という。
(4)塩酸と水酸化ナトリウムを加えると,食塩水ができる。食塩水もイオンに分かれる電解質の
水溶液なので,電流を流し,オルゴールを鳴らす。
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