SSブログ

平成21年度・埼玉県(理科)高校入試問題 [平成21年度(2009年)・理科]

平成21年度・埼玉県(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html

■■まとめ■■
問題そのものは基本的な問題ですが,所々で細かい知識が問われています。
また,理科の原理を問う問題も多いのでなぜその現象が起きるかどうか,という
こともきちんと理解しながら学習を進めてください。
★★問題
[7]電流回路についての正しい知識が必要です。
 電熱線にかかる電圧の変化によって,流れる電流はどのようになるかの原理を
 理解しておきましょう。

■■ポイント■■
[1]天気とその変化について
問1 降水があった14時近辺では急激に気温が下がっている。これは,寒冷前線の通過を
あらわしている。そのとき,風向きは北寄りに変わる。
問2 天気図を見ると,輪島市はちょうど等圧線の上にある。等圧線の間隔は4hPaごと。
問3 5月7日は晴れ,と予想できる。これは今後高気圧が近づいてくるからである。

[2]植物の根茎葉の状態について
問1 図1を見ると,維管束がきれいになっていることが観察される。この段階で,ホウ
 センカは双子葉類であることがわかる。双子葉類の特徴を選ぶ。
問2 茎や葉の葉脈でどの部分が道管であるか。これは覚えておかなければならない。
 茎では維管束の内側の部分,葉では表側の部分が道管である。
問3 葉の気孔からは蒸散が起こっている。
 減る体積がDBACのような順番になったのは,蒸散は気孔を通じて行われるが,気孔は
 葉の裏側の部分のほうがたくさんある。

[3]生物どうしのつながり
問1 生産者は緑色植物であるから,これらはすべて動物であり,消費者である。
問2 菌類・細菌類について,正しいのはウ,エ
 ア.キノコは菌類である。
 イ.菌類・細菌類は酸素を生産しない。酸素を作るのは植物
問3 B,Cでは土を沸騰させたので菌類・細菌類が死滅したが,Aでは菌類・細菌類が
 有機物を無機物に分解したので,デンプンがなくなった。

[4]溶解度曲線の話
問1(1)溶けている物質は溶質,溶かしている液体は溶媒という。
問1(2)答えはア。溶けている物質の分だけ質量が増える。
問2 ろ過をするときはビーカーに落ちた溶液がはねないようにするため,ろうとの足を
 ビーカーにつけて実験を行う。
問3 硝酸カリウム。60℃のときと30℃のときで,溶解度の差が一番大きいので,一番多く
 の結晶が出てくる。

[5]銅を酸化して酸化銅を作り,再び還元して銅に戻す実験
問1 銅:酸素は4:1で反応する。
 銅を1.2g用意すると,酸素は0.3g反応するので,酸化銅は1.5gできる。
問2 これは逆流を防ぐためである。冷やすと試験管内の圧力が下がるので,石灰水が逆流
 してしまうからである。
問3 酸化銅の還元の実験 2CuO+C→2Cu+O2

[6]音の性質
問1 速さを求めるには距離を時間で割る。
 距離:1歩60cmで200歩あるので,60×200=12000cm=120m (相当大きい声!!)
 時間は0.4秒なので,120÷0.4=300m/秒
問2 音の大きさは振幅の大きさ,音の高さは振動数の多さであるから,振幅は大きくなり,
 振動数も多くなる。

★★[7]電流回路について
問1 電流計は直列に,電圧計は並列につなぐ。
09saitama_rika01.JPG

問2 ここで電流計は240mAと読む。実験1では6Vの電圧がかかっていたので,オームの法則に
 代入して,6=R×0.24 R=25Ω
問3 実験1では,並列回路であるから,電熱線P,Qはそれぞれ6Vずつの電圧がかかっている。
 実験2では,直列回路であるから,電熱線P,Qのそれぞれに,1.5Vずつの電圧がかかっている。
 よって,抵抗が同じとき,電圧が大きいと電流も大きくなるので,実験2は実験1の0.25倍
 の電流が流れる。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。