SSブログ

平成23年度・愛知県A(理科)高校入試問題 [平成23年度(2011年)・理科]

平成23年度・愛知県A(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
 ●私塾につながりますので,リンク先は明示いたしません。ご了承ください。


■■まとめ■■
愛知県の例年の特徴をそのまま踏襲しています。選択肢が厄介なものが多いので混乱しないようにしましょう。問題としては標準的な問題でした。

■■ポイント■■
[1]1分野の小問集合
(1)-15℃から90℃の間でずっと液体であるから,融点が-15℃以下で,沸点が90℃以上の
 ものを選ぶ。
(2)AとBを比べると,AとBは同じ高さまで持ち上げたので,仕事の量は同じである。仕事率
 は時間だけ考えればよいので,Bの方が時間が半分なので,Bの方が仕事率が大きくなる。

[2]食物連鎖について
(1)呼吸による炭素の流れは,大気中の二酸化炭素とつながる部分である。ただ,①は光合成
 によるものだから②,④,⑥が気体の流れである。
(2)A,B,Cは生産者であるAが一番多く,草食動物のB,肉食動物のCの順で少なくなる。
(3)Bが一時的に減った場合,Aは増えるが,Cは減ってしまう。
(4)Dは分解者,分解者は有機物を無機物にする。乳酸菌や枯草菌は細菌類で,カビやキノコは
 菌類である。

[3]化学の量的変化
まず,マグネシウムと酸素の反応であるから,マグ:酸素=3:2で反応するのは覚えておかな
くてはならない。
(1)熱や光を出しながら酸化することを燃焼という。
(2)②は鉄と塩酸が反応して水素が出る反応である。④はスチールウールを燃やしてしまった
 ので,酸化鉄になってしまい,塩酸とは反応しなくなってしまう。
(3)Aの表を見ると,もともとあったマグネシウムは0.3gで,増えた分の酸素は0.2g分である。
 よって,マグ:酸化マグ=3:5のグラフを書けばよい。
(4)Cはもともと21.22-20.32=0.9gのマグネシウムが入っていた。途中の21.62gのとき,
 21.62-20.32=1.3gであるから,0.4g分酸素が増えた。この0.4gの酸素と反応するマグは0.6g
 だから,まだ反応していないマグは0.3g。

[4]電流と磁界に関する問題
(1)電熱線Pは30Ωの抵抗も用いて,電圧は7.5Vであるから,オームの法則V=RIより,
 7.5=30×I。これを解くとI=0.25。
(2)実験2では電源装置からでた電流は,並列部分で2つの分かれるが,抵抗の小さいPの方に
 多く流れ,抵抗の大きいQの方には少なくなる。今回は,I1:I2:I3=3:2:1となる。
(3)右ねじの法則を用いる。コイルを右手で握ったときに親指の向きが電流の向き,4本指が
 磁界の向きになる。
(4)電流の大きさが大きいと力は大きくなる。PとQを並列につないだ時が一番電流が大きく,
 PとQを直列につないだ時が一番電流が小さい。

[5]地層の変化
(1)柱状図Aは凝灰岩の上はれき,砂,泥とどんとん小さくなっている。つまり時代が新しい
 ほど粒が細かいので,河口から遠ざかっていくことがわかる。
(2)ビカリアは新生代を知るてがかりとなる示準化石である。
(3)南北方向には傾きがないのでbの凝灰岩層よりも上にあるれき岩層が新しく,さらにその
 上にある柱状図①のa層が一番新しい。
(4)南北方向には傾きがないので,地点Dと地点Pは標高の差だけが問題になる。地点Pは地点D
 よりも4mだけ標高が低いので,4m分早く凝灰岩層が現れる。
 8m~10m → 4m~6m
 16m~20m → 12m~16mで凝灰岩層が現れるような図を書けばよい。

[6]2分野の小問
(1)染色体の数は,生殖細胞(卵,精子,卵細胞,精細胞)だけが親の半分で,受精後の卵などは
 全て親と同じである。
(2)上限の月が観察された3日後は,だんだん満月に近づいていく。29日くらいで1周するので,
 まだ満月になりきれていないアが答えになる。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。