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平成21年度・栃木県(理科)高校入試問題 [平成21年度(2009年)・理科]

平成21年度・栃木県(理科)高校入試問題のダウンロードはこちらから
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html

■■まとめ■■
記述式の問題が多いのが特徴です。原理や理由を問う問題が多いのも例年の特徴です。
必要です。また,所々で細かい知識が問われているのも特徴です。
★★問題
[3](4)運動エネルギーは①質量に比例②速さの2乗に比例,ということがそのまま問われて
 いる珍しい問題です。
[4]塩酸に石灰石を入れていく際に,1回目と2回目の結果から1回目は石灰石を1.00g入れた
 ということを見抜かないといけません。

■■ポイント■■
[1]小問集合
(1)酢は酸性だから,アルカリ性のものを選ぶ。
(2)蒸散の実験。最も大切なことはア。イ・ウも大切ではあるが一番ではない。エは間違い。
(3)高気圧→時計回りに吹き出す,低気圧→反時計回りに吹き込む。
(4)電磁誘導を利用して電流を得る装置は発電機
(5)プレートは地球表面を覆い,これが少しずつ動き,ずれたときに地震が発生する。
(6)胚珠がむき出しになっている植物を裸子植物という。
(7)バイオマス。新しい単語を問うている。
(8)物体が運動の状態をそのまま保とうとする働きを慣性という。

[2]火成岩とたい積岩
(1)Aグループは火成岩と判断する。さらに図のようなは斑状組織である。
(2)Bグループは粒の大きさで分類したたい積岩。最も大きい粒を持つのはれき岩。
 丸みを帯びているのは流水作用によって削られたから。
(3)たい積岩のうち,うすい塩酸をかけて変化がみられるのは石灰岩。
 見られないのはチャート。

[3]人体・刺激と反射など
(1)答えはウの渦巻き管。アの鼓膜,イの耳小骨は音の信号を増幅するはたらき。エは聴神経。
(2)反射は無意識的に行う反応である。
(3)Bは一般的な反応であり,脳を通過する。しかし,Dは反射であるから脳を通過しない。
(4)反射はからだの働きを調節する以外にも,危険から身を守る,という働きをも持っている。

[4]状態変化とそのグラフ
(1)純物質を加熱した時のグラフにおいて,水平部分は液体と固体が混ざった状態である。
(2)これは湯せん(水を使って温めている)をしながら実験を行っているので,温度が100℃
 以上にはならない。ビーカー内部の水の温度が沸点である100℃に達したらそれ以上の温度
 にはならないのである。
(3)固体が液体になる融点と,液体が固体になる凝固点は同じ温度である。

[5]レンズの作図
(1)レンズの作図:①軸に平行な光は焦点を通る。②中心を通る光はそのまま進む,ので,
 このレンズの焦点距離は10cm。
(2)レンズの光の進み方の基本。ろうそくの先端の光はろうそくの先端を指し示す。
(3)レンズの上半分を紙で覆うとき,レンズの下半分からは光が通るので,像は映るが全体的
 に暗くなる。
(4)Pから鏡を通じてどの範囲が見えるかを作図すればよい。

[6]銅とマグネシウムの粉末を混ぜる実験
(1)塩酸にマグネシウムを入れると水素を発生しながら溶ける。水素の化学式はH2
(2)ガスバーナーで空気を入れるには,空気ねじを回せばよい。空気ねじは上側についている。(3)実験2は銅の酸化の実験。この化学反応式は,2Cu+O2→2CuO
(4)実験1から,銅とマグネシウムは2:3で混合されていることがわかる。つまり実験3の残り
1gとは,銅0.4gとマグネシウム0.6gの混合物であることがわかる。
 銅0.4g→酸素0.1gと反応して酸化銅0.5g
 マグネシウム0.6g→酸素0.4gと反応して酸化マグネシウム1.0gできるので,すべてが酸化す
 ると1.5gできる。

[7]ジャガイモは有性生殖と無性生殖をする。
(1)精細胞や卵細胞を作るときは特別な細胞分裂をし,これを減数分裂という。
(2)親Aの作る卵細胞は親Aは白2本であるから,それが単純に分かれるので,白1本。
 子Cは親Bの黒1本と掛け合わさってできる子なので白黒1本ずつ。
 子Dは親Aの無性生殖によってできた体細胞であるから,親Aと全く遺伝子を持つ。
(3)子Dのような殖え方を無性生殖という。,無性生殖は親と全く同じ形質の子ができる。

[8]太陽と太陽系の観察実験
(1)太陽の黒点が黒く見えるのは,そこが周りよりも低い温度だからである。
(2)109×4/120 =3.63… で3.6倍。
(3)特に問題ないだろう。
(4)地球型惑星とは水星,金星,地球,火星の4つの天体であり,木星型惑星とは木星,
 土星,天王星,海王星の4つの天体のことである。地球型惑星は質量が小さく,密度が
 大きいという特徴がある。

[9]電流回路
(1)図は省略。電流計は回路に直列につなぎ,電圧計は回路に並列につなぐ。
(2)抵抗Aはグラフを読むと,8.0Vの電圧をかけたときに,0.4Aの電流を流すので,オームの
 法則に代入して,8.0=R×0.4。これよりR=20Ω
(3)並列回路では電圧が一定であることに注意する。グラフの4.0Vの部分を読むと,
 A・B並列で0.3A → Aのみ0.2AだからBのみ0.1A
 A・C並列で0.6A → Aのみ0.2AだからCのみ0.4A
 このようになるので,B・C並列では,4.0Vのとき0.5Aの電流が流れるようなグラフを書けば
 よい。
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